パルナソスホール(姫路市立姫路高等学校音楽ホール)

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パイプオルガン

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ホールの顔でありシンボルともいえる存在の「楽器の女王」、パイプオルガン。


オルガンは建物に合わせて設計され、一台一台を手作りで製作するため、同じ楽器は一つとしてこの世に存在しません。また製作者によって仕様や音色、様式などが異なるため、それぞれの楽器の個性を味わうこともオルガンの楽しみの一つです。


パルナソスホールのパイプオルガンは、ホール開館から約1年後の平成2年(1990年)11月に、姫路市立姫路高等学校創立50周年を記念し、同窓会で結成する「鷺城会」により寄贈されました。


須藤オルガン工房によって作られた41種類のストップ(音栓)、約2500本のパイプを持つオルガンの多彩で荘厳な響きを、是非ホールへ聴きにいらしてください。

「ホールオルガニストについて」

パイプオルガン

演奏台/コンソール

① 鏡
指揮者や共演者を見る。


② 譜面台


③ 手鍵盤
下から第1、第2、第3鍵盤と呼ばれる。


④ ストップ(音栓)
ノブを手前に引き出すことで、演奏したい音色の種類を選ぶことができる。パルナソスホールのオルガンには41種類のストップがある。これらを組み合わせて様々な音色を作る。


⑤ コンビネーション
組み合わせたストップを記憶させる装置。合計9通りの組み合わせを記憶させることができ、このレバーを踏むことで、瞬時に音色を変えることができる。


⑥ スウェルペダル
第1鍵盤の音量を調整するためのペダル。


⑦ リセット
レバーを下から上へ持ち上げ、出ているストップをすべて引っ込めてリセットする。


⑧ トゥッティ
レバーを踏み込むことで、このオルガンでトゥッティ(大音量)を鳴らすことができる。


⑨足鍵盤
両足を使って演奏する鍵盤。

● ファンファーレ
● 配列されたパイプ
● ストップ

ストップ数:41ストップ


音域:Man.C-g3 56鍵、Ped.C-f1 30鍵


音栓機構:電気ー空圧式


送風機構:電動送風機2台、大型空気溜め、木製送風管使用、直下型シュヴィン


   

調律法:ナイトハルト 第1法 a1=440Hz


パイプ総数:2493本+飾りパイプ3本


設計・製作:須藤オルガン工房


設置:平成2年(1990年)11月

(PDF形式、232KB)

(PDF形式、235KB)

ポジティフオルガン

パルナソスホールには「ポジティフオルガン」と呼ばれる楽器もあります。基本的な構造はパイプオルガンと同じですが、小型であることから持ち運びが可能で、とても素朴で愛らしい音色を奏でます。


他の楽器や歌とのアンサンブル、小編成のオーケストラと共に演奏される楽器です。

ストップ数:4ストップ
Gedackt 8′, Rohrflöte 4′, Principal 2′(B/D), Holzregal 8′(B/D)split h/c1


音域:C-f3 54鍵※440Hz時


調律法:設定自由


ピッチ:a=392Hz,415Hz,440Hz,466Hz(鍵盤移動式)


設計・製作:須藤オルガン工房

 

設置:平成27年(2015年)4月

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