「オルガンで巡るロマン派の世界」と題した今回のリサイタル。
今では滅多にお目にかかることのできないロマン派に誕生した楽器の話や、当時のオルガンを大きく発展させたオルガン製作家たち、そしてそのオルガンを熟知していたオルガニストの話などを、解説した上で始まった今回の演奏会。
光でも彩りを添えた世界観で、ロマン派のオルガン作品をたっぷりと味わっていただけたのではないでしょうか。
今回、アンケートに目を通して、”はじめてオルガンを聴きに来ました！” というお声が大変多かったことに驚きました。コロナ禍において、リピーターのお客様が多いのかとおもっていたのです。
コアな作品を取り上げた演奏会でしたが、こうしてパルナソスホールのオルガンを、ホールオルガニストでもある長田さんの演奏を、生で聴きたいと実際に足を運んでくださる方が沢山いらしたこと、改めて実感いたしました。ありがとうございます。
これから11月、12月と、延期公演になったということもあり、オルガンコンサートは続きます。
が、また今回とは違った、オルガンの顔がのぞけるかも😁
是非ホールでお待ちしております。

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2020.10.17 SAT.
オルガンシリーズVol.6
長田真実オルガンリサイタル

《Program》
R. シューマン：ペダル・フリューゲルのためのスケッチ 作品58より 第3番 へ短調
R.Schumann :Skizzen für den Pedalflügel Op.58 Nr.3 Lebhaft
J. ブラームス：6つの小品 作品118より第２番 間奏曲 イ長調（オルガン編曲：松岡あさひ）
J.Brahms:Intermezzo Op.118-2 (Arr. Asahi Matsuoka)
Ph. J. ヴォルフルム：ソナタ 第1番 変ロ短調 作品１より １・２楽章
Ph.J.Wolfrum：Sonate in b-Moll Op.1
C. フランク：祈り 作品20
C. Franck：Prière Op.20
L. ヴィエルヌ：幻想的小品集 組曲第2番 作品53より 第5曲 「月の光」
L.Vierne：“Clair de lune”
G. ボヴェ：『日本三景』より｢赤とんぼ｣による瞑想曲
G.Bovet ：Meditation on “Akatombo” (Red Dragonfly)from Three Japanese Sketches
L. ヴィエルヌ：オルガン交響曲 第3番 嬰へ短調 作品28より １・３・５楽章
L.Vierne：Organ Symphony No.3 Op.28

《出演》
長田真実（パルナソスホールオルガニスト）