ホールオルガニストの長田真実です。
先日、12月20日の「0歳からのクリスマスコンサート」及び「オルガンシリーズVol.7」にご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。
身も心もキュッと縮こまってしまいそうな寒い季節となり、まだまだ不安な日々が続く中、いつもとは違った年末を迎えていますが、この度もたくさんの方々が演奏会を楽しみにホールに集まってくださり、心から感謝です。
今日は今年度最後のオルガンシリーズを終え、幸せいっぱいの余韻に浸りながら、みなさんの想いの詰まったアンケートを読ませていただいています。
今回、オルガンシリーズ立ち上げて以来初めての試みで、午前中に「0歳からのクリスマスコンサート」が加わり、一日に２公演開催することができました。
0歳からの公演には、小さなお客様たちがおうちにある音の鳴る打楽器やかわいい手作り（！）の打楽器を持ってきてくださって、一緒にアンダーソンの「シンコペーティッド・クロック」や「タイプライター」をとても楽しく共演しました！公演中、子供たちが楽器を通して「楽しい！」という気持ちを伝えてくれたように感じ、とっても嬉しかったです！
午後のオルガンシリーズ Vol.7「打楽器とオルガンで贈るクリスマス」では、舞台いっぱいに並んだ打楽器をめいっぱい使って、オルガンの響きとの珍しい共演を聴いていただきました！
たくさんの方が「オルガンと打楽器の共演がどんなふうになるのか想像ができなかったけれど、とても楽しかった！」というご感想をくださり、素晴らしい共演の機会を一緒に作り上げてくださった打楽器奏者の牧野美沙さんに心から感謝です。
2020年のパルナソスホール最後の公演も無事に終演し、いろいろと試練の多い一年ではありましたが、私自身音楽がある喜びや幸せに改めて気づかされた一年でもあったなと振り返ります。
ルロイ・アンダーソンが作品を通して「私たちの生活の身近なところに音楽がたくさんちりばめられているんだよ！」と伝えてくれたように、音楽によって心豊かになったり、幸せになったり、世界中のみんながそんな日々を過ごせますようにと祈ります。
そしてこれからもそのようなひとときを作り続けていきたいと思っております。
感謝を込めて。
ホールオルガニスト 長田真実
