パルナソスホール(姫路市立姫路高等学校音楽ホール)

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パルナソスホールブログ

2025年4月7日 更新

2025年度 主催事業のご案内|パルナソスホール

—— 姫路の文化をさらに耕し、育てる

姫路市文化国際交流財団 パルナソスホールが主催する2025年度(2025年4月から2026年3月まで)のラインアップをお知らせいたします。今年も多彩な公演をご用意しました。

池辺晋一郎芸術監督シリーズ「音楽をのぞいてみよう!」がいよいよ終盤!

姫路市文化国際交流財団の芸術監督で、作曲家の池辺晋一郎ならではの視点で音楽を大解剖する「音楽をのぞいてみよう!」のシリーズも終盤です。

今年は、音の風景画家・メンデルスゾーン(7/20)と、弦楽四重奏曲の父・ハイドン(12/6)を取り上げます。これまでのコンセプトを継承し作曲家という立場で、あくまでも“音符”にこだわり、大作曲家を紐解くレクチャー付きコンサート。「知ればこんなに深く面白く、驚くほど楽しくなる!」大作曲家のすごさ、素晴らしさに触れてください。

記念すべき第20回を迎える《オルガンシリーズ》

次に紹介するのは「オルガンシリーズ」

ホールオルガニストの長田真実が2018年に就任して以来継続してきた同シリーズは、この4月で20回を迎えます。

記念すべき第20回のテーマは「協奏曲」。J.S.バッハ「協奏曲 ニ短調 BWV1052」は、本来はチェンバロ協奏曲として書かれた作品な上、日本ではピアノで奏でられることがほとんどで、オルガンは非常に稀です。オルガンはソロのイメージが強いですが、ヨーロッパでは合奏の中心にいる楽器。オルガンと他楽器とのかけあいなど、新たなオルガンの可能性や魅力に出会える同シリーズをお楽しみに。

バロックオペラのいいとこどり!聴きどころ満載のハイライト・コンサート

2026年3月15日(日)には、「バロック in 姫路」を開催。

今回の「バロック in 姫路」は『うた』。オペラが誕生したばかりの時代に生まれたバロックオペラの聴きどころ、名場面をわかりやすく紹介するハイライトコンサートをお届けします。

J.S.バッハより1世紀ほど前に生まれ、ルネサンス音楽とバロック音楽との境目に活躍したC.モンテヴェルディのオペラはまさに名作ばかり。このシリーズのプロデュースを担当し、チェンバロ奏者としても出演する大塚直哉は「彼の手にかかると、どんな物語も不思議な生命力を帯びて迫ってくる」と話します。そんなバロックオペラを中心とした作品の数々を、神戸市出身のソプラノ鈴木美登里、メゾソプラノ波多野睦美が率いる名歌手たちが、チェンバロやテオルボ、リュートといった古楽器によるシンプルな伴奏にのせて歌います。

大塚氏による解説や字幕をつけ、バロック時代のオペラで『うた』の魅力に迫ります。

そのほかにも、1992年から続く当ホールの定番ワンコインコンサート「朝のハーモニー」や、いま最も注目を浴びるピアニストで贈る「ピアノシリーズ」「交響詩ひめじ」合唱コンクール・演奏会、若手演奏家の支援・育成を図る「姫路パルナソス音楽コンクール」上田晴子ピアノスクール「マスタークラス」の開講や、ホールが所蔵するパイプオルガンやチェンバロを用いた講座・体験など目白押しです。

 

パルナソスホールが音楽と出会う場となり、姫路の文化をさらに耕していく挑戦と喜びとともに、今年も様々な取り組みをいたします。皆様のご来場をお待ちしております。

 

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